メガネブランド『Zoff』を展開する『株式会社インターメスティック』は、2001年に東京・下北沢に1号店をオープン。以来、メガネを視力矯正の道具としてだけではなく”ファッションのように気軽に楽しむ”ムーブメントを生み出し続けてきた。メガネ業界で初となるSPA方式(企画から製造・販売まですべての工程を一貫して行う手法)を取り入れ、高品質でありながらリーズナブルな価格帯での提供を実現。トレンドを取り入れた商品化のスピードも速く、毎月のように多数の最新フレームや人気キャラクター・インフルエンサーとのコラボレーションなども多彩に展開している。
2020年にはリブランディング戦略“Eye Performance”を掲げ、メガネを視力矯正器具という役割を越え “マイナスをプラスに変える存在”へと、価値を変えることをめざしている当社。強みのひとつには、顧客視点での企画・開発にある。こうした背景からもユーザーの声を大切にするべくSNS戦略にも注力しており、2023年3月にSocial Insightを導入した。当初は主にアカウント管理とフォロワー数の増加を目的に導入したというが、導入から1年余りで部門を越えた活用まで実現したという当社において、導入経緯から現在の活用術まで幅広くお話を伺った。
国内305店舗、海外でも20店舗と多くの店舗数(2024年10月時点)を誇るメガネブランド『Zoff』。顧客のニーズをいち早くつかみ、商品化することで多くのニーズを獲得してきた。2022年10月には“顧客の声”に最も近い店舗スタッフがインフルエンサーとして活躍するプロジェクトも始動した。こうした中、公式アカウントのフォロワー数増を目指すべく、自社に加えて他社のSNSアカウントのより細やかなチェックの必要性が浮上。「当初は海外製の分析ツールを導入していたのですが、使いづらさから、その機能を上手く使いこなすことができず、新たなツールを探していたんです」と井戸氏は言う。SNSの運用管理はもとより、ソーシャルリスニングもより深くできるツールとして2023年3月に導入したのがSocial Insightだった。
「店舗スタッフのアカウント分析のみならず、他社のアカウント分析もでき、追加料金なく使えるキャンペーン機能も充実していて。私たちの求めていたSNS分析ツールとして活躍してくれる期待がとても大きかったですね」と井戸氏は言う。使用感については佐々木氏が「なによりも使いやすく、フォロワーの推移や投稿の反応などのデータがまとめてチェックできるなど、とにかく格段に見やすくなりました」と利便性と機能面が大きく向上したという。
Social Insightの導入で、SNS上の膨大なデータをわかりやすく、かつ手軽に取得できるようになったことで、データから得る気づきが増えた。公式SNS(https://x.com/Zoff_INFO)のアカウント分析では、投稿一覧やフォロワー推移がグラフとして視覚的に把握できることで、投稿時間の指針としても活用。「インプレッションが伸びる時間帯が分かるので、反応が良い時間帯に投稿できるようになりました。投稿スケジュールの時間配分ができるようになったことで、SNS施策の幅がこれまで以上に広がったと感じています」(佐々木氏、以下同)。
さらに、フォロワーの属性だけでなく、リーチしたユーザー、エンゲージしたユーザーなどのより深い属性分析も可能。「どの投稿をきっかけにフォロワー層に変化があったのかなども詳細に掴むことができるので、投稿内容の検討にも大いに役立っています」。例えば、Instagram(https://www.instagram.com/zoff_eyewear/)の公式アカウントで、モデルカット、スナップショット、イメージ写真などの投稿パターンを展開しその反応をチェックすることで、よりターゲットに刺さる投稿画像を選択することが可能になったという。
これらの分析から公式SNSアカウントの“現在地”を掴みつつ、各店舗やスタッフ・インフルエンサーのアカウントチェックも展開。現在50名ほどのスタッフがアカウント投稿を行っている中で、フォロワー推移や投稿内容の月次データをレポートにして作成。「投稿の反響が大きかったスタッフには、フォロワーが伸びた投稿についての気づきなどをヒアリングし、その理由とともに成功例として社内共有しています。スタッフのモチベーション醸成にもつながり、この1年でスタッフ・インフルエンサーも増えています」。
多彩なコラボ展開も魅力の当社では、コラボ先のアカウントとの相乗効果を生み出すためのSNS戦略にもSocial Insightを活用。コラボ先のアカウントの投稿時間やファン層などを確認し、投稿時間・投稿内容にひと工夫。「コラボ先のアカウントによっては、投稿時間も変わりますし、その内容もターゲットを意識して連動できるようなものに調整したりしています。こうした視点を得られるのはSocial Insightならではだと感じています」。
プレゼントキャンペーン機能も大いに活用。「キャンペーンを外部へ発注するとかなりコストがかかるので、これまではなかなか実施できないでいたのですが、Social Insightは追加コストをかけずに使いやすく、充実した機能が実装されているので、気軽にキャンペーンを打てるようになりました。コラボキャンペーンでは、コラボ先アカウントの分析ができるので、新規フォロワーへのアプローチを狙って仕掛けることができ、新たなファン層の獲得も得られるようになったと感じています」。
投稿分析やキャンペーン施策などSocial Insightを活用したフォロワーに刺さる施策は、フォロワー数の増加に直結。導入時の2023年3月に49,000人だったフォロワーは、2024年9月現在で82,000人へと増加した。また、運用作業面でも「投稿内容で悩むことが少なくなりましたね。数値で根拠がしっかりと見るので、迷うことなくスピード感をもって決定できるようになり作業効率は上がりました」と佐々木氏は笑顔を見せる。
顧客視点を重視する当社にとって欠かせないのがクチコミ分析。現在では主に営業部門でこのクチコミ分析を活用し、フォロワーのブランドに対する発信をチェックしている。井戸氏によれば、「店舗、商品でクチコミを分けてチェックして、それぞれにポジネガといった感情分析なども行い、週次で社内共有を行っています。店舗へのクチコミからは接客などサービス面でのコメントや、スタッフへの感謝の言葉などを、商品やECサイトについては、ユーザーの率直な感想を共有しています。例えば、ECサイトへの要望やリクエストを見つけた際には、改善点や更新タイミングの検討も行っています」という。
さらに、営業や販促部門では、コラボブランドの事前調査にもSocial Insightを活用しているという、井戸氏は「ファン層やコメントの盛り上がりなど細やかにチェックできるのも大きな魅力ですね。社内で企画を上申する際にも、Social Insightを活用した分析データを元に、コラボ先のアカウント状況などを踏まえたデータとともに、より明確な方針・提案を立てることができるようになりました。今では部門を越えて、データを分析・共有することで、よりお客さまに喜んでいただけるコラボを実現し、ブランドへの共感を得るための定量的で根拠のあるデータ活用ができるようになったと感じています」と組織としての変化についても語る。
組織を越えて多彩な活用幅を魅せるSocial Insightだが、SNS運用面では「公式アカウントをさらに安定して運用できるようにしていきたいですね」と佐々木氏は言う。また、スタッフ・インフルエンサーアカウントのさらなる成長を課題に、「スタッフと一緒にアカウントの分析を深めて、より幅広いファンのみなさまに喜んでいただけるような施策を考えてきたいと思っています。SNS上でのクチコミ分析からは、励みになるお言葉はもちろんですが、改善が必要な点への気づきも多くいただけるので、店舗、スタッフだけでなく部署を越えて、さらにフットワーク軽く対応できるようにしていければ、と考えています」。
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