2023年4月に創業25周年を迎えた『株式会社わかさ生活』(以下、『わかさ生活』)。累計販売数1億4000万袋(2023年4月時点)を突破したサプリメント『ブルーベリーアイ』をはじめ、健康をテーマにした商品の研究開発、企画・製造などを幅広く行っている。つねに高品質でいて安全性にこだわった商品への研究を重ねており、これまでに120回以上もの研究発表を行ってきた。その確かな実績に裏付けられた信頼性の高い多彩なサプリメント、健康商品は人気が高く、ブルーベリーサプリメント市場においては18年連続売上№1を誇る。
「コトバを通じて、健康を提供したい」という想いのもと、出版事業や書店運営など、より幅広く健康に関する事業なども展開。そんな中で脚光を集めているのがTwitter『わかさ生活 広報部』だ。ユーモアとエッジを効かせた投稿でファンの心を掴み、現在ではWEBメディアの「企業アカウント人気ランキング」で1位を獲得するなどのSNSを通じた活動も注目を集めている。ここでは、アカウント分析とユーザーの声を傾聴するべく2021年に導入したSocial Insightの活用術に迫るべく、わかさ生活Twitter担当氏にお話を伺った。
商品情報に加えて、ユーモアを交えた日々の活動などのつぶやきで人気を集めている『わかさ生活 広報部』Twitterアカウント。2020年6月より運営担当に着任以来、3年でフォロワー数9万人を獲得するなどアカウントを成長させてきたのが、わかさ生活Twitter担当氏だ。今では、Twitter運営には欠かすことができないというSocial Insightだが、その導入の背景とはなんだったのだろうか。
お話を伺うと、運営担当をして1年が経った頃にいくつかの課題に直面していたという。「当時フォロワーの属性やキャンペーン時の反響が把握できておらず、十分なアカウントの分析もできていないと感じていました。また、SNSの成果を数値化することができていなかったので、SNS施策を企画する際にも、社内報告がしっかりとできていないという課題もありました」(わかさ生活、以下同)。
ユーザーの声を広く集めるためのエゴサーチは以前から注力はしていたが、「エゴサーチではポイントごとに声を拾えるものの、話題の全容を俯瞰して掴むには限界があるとも感じていました」という。こうして浮かび上がった課題を解決し、企業公式アカウントとしてさらに影響力を強めたいという考えから2021年7月に導入されたのがSocial Insightだった。
導入後の第一印象を伺うと「フォロワーの男女比や年齢層などの属性を簡単にグラフで見える化してくれて、直感的に把握できるアカウント分析機能がとても便利だと感じました。エゴサーチだけでは見えなかったユーザーの姿が見えたことで、これまで以上にフォロワーのためになる情報や、面白がってもらえる投稿ができるようになったと感じています」。
投稿した内容や、商品名の反応が即座にキャッチできることも大きな魅力だという。「商品がどんな属性の人に、どのようにつぶやかれているのかがわかるので、リサーチをしたい話題の全体像を俯瞰して掴めるようになりましたね。もちろん、エゴサーチも続けてはいますが(笑)、以前よりもエゴサーチの質は向上したと感じています」。
質の向上という点では、キャンペーン機能も大いに役立てているという。「以前はキャンペーンも実施するだけという状態で、キャンペーンに参加したユーザーの属性分析に手を着けられなかったのですが、抽選作業が自動化され、参加ユーザーの属性もあっという間にグラフ化してくれるので、煩わしかった作業が一気に効率化されました。そのおかげで、分析にあてる余裕を持てるようにもなりました」。
「キャンペーン分析機能では、キャンペーンがどのように広がり、どういった属性の方々に受けているのかといった分析も手軽になったので、SNS分析だけでなく弊社のマーケティングツールとしても活躍しています」。
ファンを増やすために意識しているのは、Twitterが無数のコミュニティが広がっている場所だと捉えて運営を行っている点。「ファンを増やすためには、弊社のフォロワー層とは関わりがないコミュニティに話題を見つけてもらうことも重要です。トレンドに入っているハッシュタグを使った投稿で、不特定多数の方々へ話題を提供する施策にもSocial Insightを活用しています」という。
こうした気付きから、トレンド入りに向けた施策も展開。「弊社では8月8日をブルーベリーの日と日本記念日協会に登録しており、Social Insight導入タイミングとなった2021年8月に初めて「#ブルーベリーの日」でトレンド入りを目指したんです。その際、盛り上がった時間帯やつぶやき数などをクチコミ分析でつぶさにチェックすることができたのは大きな収穫でした。翌22年に同じくトレンド入りを目指した際には、同じようにトレンド入りを目指した、他社のトレンドワードがどのように盛り上がっているのかを分析して、トレンド入りの時間帯やつぶやき数を目安として算出しました。このデータを元に作成した企画書は、社内の説得資料として大いに役立ちました」という。
こうした事前調査をもとに、ブルーベリーの日の投稿はトレンド入りを達成! さらに、23年4月23日のわかさ生活の創業日に“#わかさ生活25周年”ツイートをトレンド1位へと導くための“ロードマップ”を敷くことができた。
「ブルーベリーの日である、8月8日は実は1年でトップ10に入る記念日が多い日なので、長時間トレンドに乗り続けるには時間帯の分析もとても大事だと痛感しました。そこで、トレンド1位を目指した”#わかさ生活25周年“では去年の同日にどんなキーワードがどの時間によく投稿されていたのかも調査しました。すると、某人気アイドルや某人気ゲームの周年記念のワードがトレンドに乗っていたことが分かったのですが、特に盛り上がっていたのは夕方以降でした。なので、トレンド入りを狙う時間帯を正午にすることで長くトレンド入りできると決断できました。」
人気アカウントとなった現在、Twitter運営をする上で重視しているのは「いいね数」と「エンゲージメント率」だという。「フォロワー数はもちろん大切ですが、わかさ生活のアカウントでは、一つひとつの投稿の価値に重点を置き、投稿に対する反応や熱量を大切に考えているんです。そのうえで、ファンの満足度を高める投稿を目指して、アカウント分析、リツイート分析などメインに活用してきました」。その成果は、Social Insight導入前の6ヶ月(21年2月~7月)と、直近の6ヶ月(22年11月~23年4月)で平均エンゲージメント率は2.13倍に! いいね数はおよそ5倍! さらにRT数もおよそ4倍と激増! 投稿の価値と魅力が高まったことでフォロワー数も2.4倍に激増した。
「運営を担当した当初は100いいねで“やったー!”と大喜びだったんです。それが今では1000いいねを安定して取ることを考えながら、1万いいねを超える投稿を狙うように…。欲張りだなあっていつも思うんですが(笑)。ただ、Social Insightでフォロワー層や、RT分布が見える化されたことで、具体的な数値目標を目指すことができるようになったと感じています。いいね数が増えればインプレッションも向上するはずなので、分析を活かして、投稿の質を求めていければと考えています」。
さらに、アカウントの分析やキャンペーン業務にかける時間も大きく削減されたという。「これまで以上に時間を作れるようになったので、新たな企業さんとのコラボ施策や、これまで接点がなかったようなコミュニティとの交流など、より認知を広げる施策も展開していきたいですね」。
最後に今後の展望について伺うと、「将来的に、Twitterを見てわかさ生活に入社しましたと言ってもらえるようなアカウントになれば、という思いもあります。でも一番の目標は、投稿から“わかさ生活の商品”を思い浮かべていただくこと。そのためにも、多彩な施策を楽しく投稿で表現していければ、と考えています。Social Insightは、新しい機能がどんどん追加されていくので、そうした新機能も駆使していきたいと考えています」。
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