『株式会社ローソン・ユナイテッドシネマ』は、日本全国に43劇場(2023年12月時点 ※2024年4月に『ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい』を開業)を展開する映画興行会社。映画館の価値を高めるサービスを続々と生み出し、「4DX」、「IMAX」、「ScreenX」といった最新鋭の技術を駆使した“体験型エンタメ”を堪能できる上映システムはもちろんのこと、劇場でディナーを楽しめる「プレミアム・ダイニング・シネマ」や、0歳児から入場できる「抱っこdeシネマ」など多彩なサービスで映画ファンの支持を集めている。
映画ファンのすそ野を広げるさまざまなエンタメサービスを展開する当社では、SNSを駆使した映画作品のプロモーションやキャンペーン施策にも注力してきた。しかし、キャンペーン施策には抽選や当選商品の発送など負担が大きく、外部に委託をすればコストがかかるうえ、キャンペーン回数や内容の自由度に制限が発生してしまうということが課題に。こうした課題の解決に加えて、SNSデータの分析ツールとして2021年7月に導入したのがSocial Insightだ。「キャンペーン展開が驚くほど楽にできるようになった」という活用術を、SNS担当の梅田 裕子氏に伺った。
配給会社と連携していない独立系の興行会社として、オリジナル作品の配給や多彩なサービスを展開する『株式会社ローソン・ユナイテッドシネマ』。公開作品と劇場でのサービスの認知を広げるために注力しているのがX(旧・Twitter)の投稿を駆使した告知やキャンペーンだ。梅田氏に当時の課題について伺うと「投稿の内容は、映画の紹介だけでなく劇場設備や各種サービスについて、売店で販売しているグッズやフードの情報など多岐にわたります。部署をまたいで投稿のリクエストがあり、投稿作成から承認までは私ひとりで担当していたため、投稿フローにかなりの手間と時間を要していました」という。
加えて、SNSキャンペーン開催時の抽選作業に工数を費やしていたことも課題点だったという。「フォロワー数増加と劇場への来場促進に向けたSNSキャンペーンはとても重要だと考えています。しかし当時は、コストをかけて外部へと委託していたことで、施策の回数や内容にも制限が出てきてしまうという課題がありました。」(梅田氏、以下同)と話す。
そこで、SNS運営を属人化させずに投稿管理・分析ができ、キャンペーン自動抽選機能、インスタントウィン機能も実装したSocial Insightを2021年7月に導入。「効率よく、しかも非常に精度の高いデータ分析をレポーティングできるので、誰もが扱いやすいという印象でした」と導入時の満足度も高かったという。
同社では劇場への来場促進につなげるために「ユナイテッド・シネマ無料鑑賞券プレゼント」キャンペーンを定期的に実施している。
「フォロー&RTキャンペーンでの当選者抽選作業工数が大幅に減り、とにかく実施が手軽になりました。また実施したキャンペーンの分析機能も充実しており、振り返りがしっかりできることも大きな魅力です」という。こうした工数削減の手ごたえからそれまで外部委託していたインスタントウィン施策の内製化も実現。インスタントウィンが自社展開できるようになり、新たなアイデアを盛り込むことも可能に。
「キャンペーンに外れてしまった方へ劇場で利用できるクーポンを発行することで、フォロワー数の増加を狙いながら、来場促進にもつなげられると考えています」と梅田氏。キャンペーンに向けたアイデアやチャレンジの幅も広がったという。
そして、こうした企画の検討していくうえでも欠かせないのが競合他社のアカウント分析とも語る。「映画関連のアカウントのみならず、弊社アカウントと同規模フォロワー数のアカウントもベンチマークし、どのようなキャンペーンをされているのかもチェックしています。こうしたことを踏まえることで、キャンペーン内容や規模感の参考になります」という。
また、当社で公開する映画作品の反応を知るためにクチコミ分析やSNSアカウント分析で作品タイトルの認知や反響を分析している。「公開前の作品が、いま世の中でどのように広がっているか、という“温度感”を数値化して捉えることができるので、公開時に打ち出すキャンペーン企画の大きな指針に。クチコミ分析を活用したデータは週に1回のミーティングで社内共有し、“タイトルが広がっていない作品に関しては認知促進を優先しましょう”といった、先々のSNS戦略に役立てています」。
Social Insight導入前後でキャンペーン実施時の工数40%削減を実現! 作業の効率化が大きく進んだことで映画作品とコラボしたフォロー&RTキャンペーンにも注力できるようになり、その実施数は実に150%に! さらに、来場促進施策も増え、フォロワー数は導入前後で146%という大きな成果にもつながった。「インスタントウィンはそれまで委託させていただいていたものを内製化したことでコスト削減も実現できたことを考えると、とても大きな成果です。またフォロワー数もSocial Insight導入時に目標として掲げていたフォロワー100万人を2023年3月に突破することができました」という。
さらに「新たなアイデアを盛り込んだ魅力的なキャンペーンを展開していきたいです」と意気込む梅田氏に今後の展望についても伺った。「投稿管理機能の活用をさらに深めていきたいですね。現在は別部署からの投稿のリクエストはメールでのやり取りで行っているのですが、こうした作業もSocial Insightで一括管理することで、各担当からの投稿依頼→投稿作成&各部署チェック→承認→投稿までの工程をワンストップで行えるようにできればと考えています。」
「また、劇場を体験していただいたお客さまからの口コミ、発信を増やしていくということも日々意識しており、劇場設置のスタンディパネルで撮影、映画の感想を投稿することで、オリジナルグッズをプレゼントするハッシュタグキャンペーンも実施しているのですが、最近実装されたQRコードからハッシュタグ付きの投稿ができる機能も活用し、よりキャンペーンへの参加、投稿を促していきたいと思っています」
「ユナイテッド・シネマでは、映画館でグルメを楽しんでいただけたり、小さなお子さまと一緒でも安心して映画を楽しんでいただけたり、また映画の世界へと存分に没入できる“体験型エンタメ”としても楽しんでいただけます。今後もSocial Insightをさらに活用して、魅力的なキャンペーンをより身近に感じていただきながら、映画作品と劇場の魅力をお伝えしていければ、と考えています」。
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