「全世界で人々に愛されるエンタテインメントの創造発信」を企業理念に、映画の製作・配給をはじめドラマ、アニメ、教育などのフィールドでさまざまな映像コンテンツ事業を多角的に展開する『東映株式会社』(以下、『東映』)。数々の人気作、ヒット作を生み出し続ける映像コンテンツ事業に加え、撮影所や映画館の運営、イベント事業などその領域は多岐にわたる。
部署、作品ごとに数多くのSNSアカウントを運営している『東映』では、それぞれの担当者がSocial Insightをデータ分析に活用している。ここでは経営戦略部に所属する中元崇史氏にSocial Insightの魅力と活用事例を伺った。
中元氏:弊社がSocial Insightを導入したのは2020年から。それまでは海外製のソーシャルリスニングツールを使用していましたが、運用方法が専門的で誰もが扱えるツールではありませんでした。専門の担当者が、それぞれのアカウントごとにデータを抽出していたのですが、弊社では部署ごとだけでなく作品ごとにもアカウントを運営しているので、その数は増える一方で、SNS運用も管理も機能していない状況に…。また、ツールの使いづらさから社内に苦手意識が広まってしまい、日常的に活用もできていませんでした。さらに、システム担当者が打ち合わせに欠席してしまうと話が進まないということも。
そこで、データ分析を属人化させずに、アカウント担当者それぞれが手軽に扱えるツールを探したところ、ユーザーローカル社のSocial Insightと出会いました。
その第一印象は、運用画面の直感的なわかりやすさでした。システムに詳しくない人でも使える手応えがあり、アカウントの担当者ごとに活用できると感じました。導入後、社員に向けた説明会と講習をしていただいたのですが、Social Insightを使える担当者も増え、1年ほど経過した現在でも頻繁にアクセスしてくれており、担当者以外の社員も活用してくれています。導入当初の目的通り、アカウントの担当者それぞれが自発的に活用できており、データ共有が可能になったことで以前にも増して意見交換しやすい環境になったと感じています。
中元氏:Social Insightの視覚的なわかりやすさは大きな魅力だと感じています。例えば、反響の大きなツイートの拡散経路が一目瞭然にわかるので、これまでのように担当者がツイートをさかのぼって検索するといった煩わしさがなくなりました。アカウントのインフルエンサーとなってくださっているフォロワーさんもSocial Insightでは視覚的に抽出できるので、反響の経緯や作品のファン層がこれまで以上につかみやすくなったと思います。
作品ごとに展開しているイベント企画の立案でもSocial Insightは大いに役立っています。特に他社IP作品では、弊社にデータがないためにファン層のリサーチに手間暇が掛かっていたのですが、「キーワード分析」、「アカウント分析」などからファンの属性を探ることで、ターゲットを絞りファンサービスまで見込んだ企画を組み立てられるようになったと思います。
また、「クチコミ分析機能」は、キーワードを登録しておけば、自社の作品だけでなく競合作品と投稿やファン属性の比較分析もできます。プロモーション企画の立案や分析報告にはデータの厚み=説得力が必要なので、こうした比較データが手軽に取れるというのは大きな魅力です。
中元氏:Social Insightを導入し、各アカウント担当者がそれぞれにデータ分析をできるようになったことで、SNS施策の効果検証が習慣化されたことも大きな成果です。これまでは、各担当者の業務量が多くSNS施策を振り返る時間が取れていない状況でした。また、ツイートがバズったタイミングはわかっても、その要因が不明なままだったため反響を再現することは不可能でした。Social Insightでは、時間がない中でも拡散経路やクチコミ、ツイート反響のネガポジなどから、立体的な効果検証ができるようになったと感じています。検証して収集した情報は、効率的にPDCAサイクルを回せるので、次の施策に向けた対策をスピーディーに取れるようになりました。
作業の効率化という点では、「キャンペーン分析機能」も大いに役立てています。リツイートキャンペーンなどでの抽選作業には膨大な手間がかかるため、二の足を踏むことも多かったのですが、Social Insightでは的確に自動抽出してくれるので、作品ごとにTwitterキャンペーンを打ちやすくなりました。しかも、アカウントごとにファンの属性分析も手軽にできるので、ターゲット層を具体的に絞ることも可能に。キャンペーンの内容は、これまで以上にファンのみなさまに寄り添った施策設計ができるのでは、と考えています。
また、「自動レポート機能」では、ワンクリックでパワーポイント形式のレポート作成が可能です。以前のツールでは、必要なデータを抽出した上で、別のツールでレポートを取りまとめて出力していたためかなりの労力と時間をかけていました。レポートに必要なデータの取捨選択といった編集作業も簡単です。反響の大きかった期間を指定してレポートを作成することも手軽にできるので、これまでは工数の多かった報告業務も効率化できたと実感しています。
公式アカウントに加えて、映画やドラマ、アニメといったコンテンツごとに存在する数多くのアカウント管理にもSocial Insightは活躍しています。アカウントを登録しておけば、運用状況を把握することができ、「投稿管理機能」で狙った時間に予約投稿ができるので、担当者の手間もかなり軽減できたと感じています。上司の許可が必要なツイートやリツイートに関しては承認フローで管理できるので、SNSを理想的に組織運用しやすくなりました。
Twitterでは様々な情報を発信していますが、投稿時に「キャスト解禁」など投稿を分類するタグを設定することで、タグごとの反響調査をすることもできます。どのターゲットに何が響くのか、話題のきっかけとなるヒントも見つけやすく、プロモーション企画や今後の投稿の計画にも役立っています。
何よりも“自発的にSocial Insightを使いたい”という担当者が増えていることに大きな効果を感じています。弊社では、コンテンツごとにファンもターゲットも異なりますので、それぞれのアカウントの良さを生かした魅力的なSNS戦略を、今後ますます展開できるようになるのでは、と考えています。現在は、これまでSocial Insightを活用できていなかった担当者にも広まり始めています。今後は全社的にSocial Insightを活用していけるような環境を広げていきたいですね。
また、ユーザーローカル社の担当者さんがとても協力的で、こちらの要望にも真摯に向き合ってくださるのも大きな魅力です。Instagramの投稿管理機能など新しい機能が追加されるたびに、弊社に合わせた活用方法を提案してくださるので、今後もより効果的にSocial Insightを活用していきたいと考えています。
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