株式会社Gakken様

Social Insightを活用してベンチマークを再定義。Gakkenが6ヶ月でフォロワーを2倍にしたSNS戦略とは。

『株式会社Gakken』(以下、『Gakken』)は売上日本一の学習参考書をはじめ、絵本、児童書、辞典、各種書籍などを発行する総合出版社。「学び」を核とした幅広いジャンルでコンテンツを開発・創出し、『オンライン英会話』や教育コンテンツのデジタル展開、ライセンス事業なども展開している。

『Gakken』の創業は戦後まもない1946年。学習雑誌『学習』の創刊とともにスタートした。その後誕生した学習雑誌『科学』は、創意工夫にあふれた付録とともに、日本中の子どもたちを虜にした。「学習」と『科学』は、親子で楽しめる学習雑誌として、休刊した今なお多くの人の心に刻まれている。こうした企業の伝統文化を背景に、現在でも『大人の科学マガジン』など好奇心と探究心をくすぐる“実験キット付き書籍”として人気を博している。総合出版社として教材開発、コンテンツ事業など多彩な事業を手掛ける『株式会社Gakken』では、Twitter、InstagramをはじめとしたSNS活用にあたり、Social Insightを使った独自分析に注力。公式アカウントの急成長に役立てている。こうした同社のSocial Insight活用法について、SNSを担当するマーケティングコミュニケーション室の浦山真市氏、松村美琴氏に話を伺った。

株式会社Gakken
経営戦略本部
マーケティングコミュニケーション室長 浦山真市 氏
マーケティングコミュニケーション室 松村美琴 氏
事業内容
  • 児童書、学習参考書、辞典・事典、一般書・専門書、実用書
  • 知育トイ・DVD、雑誌などの出版事業。
  • 電子書籍配信事業、電子ストア運営事業。
  • WEBメディア、スクールなどの運営。
  • ソリューション・受託販売、ライセンス事業。
  • 教育ICTサービスなど

使い手視点で扱いやすく整理されたUI。他社アカウントの状況や長期データの抽出も簡単手軽!

浦山氏:Social Insightを導入する以前、SNSの分析はTwitterであれば、Twitterのアナリティクスを使っていたのですが、もっと手軽にデータを深く分析することのできるツールを探していました。Social Insightは長期のデータ推移を手軽に抽出することができ、他社アカウントの状況も簡単にチェックできます。UIも使い手視点で整理されているので、とても使いやすいです。

松村氏:投稿管理機能は複数の担当者でも管理・情報共有がしやすくて便利です。投稿予約機能で時間を設定し、より効果的なタイミングに効率的に配信できるということももちろんですが、投稿を予約すると担当者全員に通知が届きます。複数の目で投稿のチェックをすることができますし、担当者内での配信内容、スケジュールの共有ツールとしても重宝しています。また、投稿ごとに付いたコメントを一括ダウンロードして一元管理できるのもすごく便利ですね。

ベンチマークにすべきは同業種の出版社アカウントだけではなかった。ベンチマーク設定の発想を変えてから、今自社がどのような状況で、これから何をすれば良いのかが明確に。

浦山氏:弊社のSNSの目的は、自社の出版物やサービスを必要としてくれるユーザーアカウントと広くつながっていくこと。そこで、当初は顧客属性が似ているだろうという予測から、弊社と似た戦略展開をしている出版社のアカウントをベンチマークにしていました。しかし、実際にSocial Insightでベンチマークしていたアカウントとのフォロワー重複をチェックしていくと、ほとんど重なっていないことがわかったんです。

※当初想定していた競合他社とのフォロワー重複を分析したグラフ。

浦山氏:そこで、弊社のフォロワーの年齢や男女といった属性だけではなく、興味や関心などについても分析することに。例えば、弊社のフォロワーに多数いらっしゃる赤ちゃんを育児中のママ=“ベビーママ属性”の興味・関心について調べていくと、当初ベンチマークとして想定していた出版業界だけでなく、当然といえば当然なのですが、他業種のアカウントにも興味・関心を持っていました。

実際にベンチマークとしたそのアカウントと重複チェックをすると競合の出版社アカウントより多くのフォロワーが重複していることがわかりました。

こうして、属性に興味や関心といった情報を盛り込んで分析していく中で、事業としての競合にとらわれず、ターゲットを意識した他社分析、発信内容の工夫を進めることができるようになりました。これはTwitterのアナリティクスから分析することはできません。Social Insightの使いやすく豊富な分析機能があってこそヒントを得ることができたと考えています。

※Gakkenの公式アカウントのフォロワー数推移グラフ。ベンチマークを再定義し、ターゲットをより意識した発信に改善することで、フォロワー数の急増に成功した。

松村氏:また、弊社の商品ラインナップは“ゆりかごから知育トイ、実用書、大人向けホビー”と幅が広いので、商品群ごとにもフォロワーアカウントを分類しています。例えば、教育、知育系の書籍であっても、天体観測ができる付録が付く商品であれば、天体ファンの方々にも響きますし、子ども向けのティラノサウルスのフィギュア付き書籍であれば、大人の恐竜ファンやフィギュアファンの方々から反応をいただくこともあります。反応をいただいたアカウントや、どんな話題で盛り上がったのかをさらに分析することで、これまでターゲットにしていなかった層への訴求を狙うこともできています。

自社、ベンチマークアカウントの分析画面では、投稿の一覧をエンゲージメント率順で並び替えて分析することもできるので、自社投稿については投稿のジャンルごとに分類し、効果検証を実施しています。ベンチマークアカウントについてもどのような投稿の反応が良いのか簡単に確認できるので、非常に便利ですね。

※分析対象に指定したアカウントの投稿一覧を各指標で並び替えて確認ができる。

浦山氏:ベンチマークは、SNS全体における自分たちの現在地と、どこに向かえば良いのかを探るための道標のようなものだと思っています。弊社にとってはベンチマークの再定義がとても意義のあることでした。この発想の転換にはSocial Insightが不可欠でした。

フォロー&RTやインスタントウィンなどのキャンペーン展開でより深く、広く、ターゲットに刺さるアプローチを可能に! 当選者の自動抽出で工数やストレスも削減。

松村氏:オーガニック投稿によるファンの拡大だけでなく、リーチを広げる手段としてキャンペーン施策を展開しています。弊社では訴求したい人に向けてより深くターゲットを絞ったモニターを募るリツイートキャンペーンと、多くの人に弊社商品を知ってもらうために広いターゲットに向けたインスタントウィンを活用しています。

松村氏:特にインスタントウィンは、気軽に参加してフォローしていただけるので、潜在的に興味を持っていただいているユーザーへのアプローチとしてはとても効果的です。以前は、インスタントウィンを使ったキャンペーンを行うには外部委託が必要になるなど、作業的にも予算的にもハードルもかなり高いと感じていました。しかし、Social Insightにはインスタントウィンを実施する機能が搭載されているので、自社でキャンペーンを打つことができます。設定やカスタマイズがシンプルなので手軽にできるのが魅力。データの抽出も素早くできるので、キャンペーンごとの集計もストレスがありません。

また、広告配信時にも、ベンチマークしたアカウントのフォロワーがどういったアカウントをフォローしているかを集計したデータを参考にしています。こうした分析も手作業ではできるものではないので、ここでもSocial Insightを大いに活用しています。

浦山氏:Social Insightは一つひとつの機能性能が高いですし、機能の種類も豊富。しかも導入費用も高くないので、社内でSNS運用をされている企業さんにとってはインハウスウエアとして最良の選択肢の一つだと思います。データ分析についても、ユーザーローカル社の担当者さんが細かく相談に乗ってくださった上で的確なヒントをいただけるので、非常に助けられています。日々、新しい機能が追加されているので、まだまだ活用できていない機能もたくさんあるのですが、今後も担当者さんに教えていただきながら、さらにSocial Insightを使い込んでいきたいと考えています。

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資料の内容

・導入企業
・Social Insightが選ばれる理由
・Social Insightが解決出来る課題
・業務の効率化
・導入後のサポート
・費用 など

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