ファンの興味、関心別によって立ち上げた4つのTwitterアカウントを、タイムリーな情報発信やターゲット層のデータ分析に活かしている株式会社バンダイ キャンディ事業部の事例をご紹介。
新商品、開発秘話、キャンペーン。情報をコンスタントに求めているキャラクターファンのための、バンダイ キャンディ事業部のTwitter運営。株式会社バンダイのキャンディ事業部はおもちゃとお菓子がセットになった食玩や、菓子・スイーツを主に取り扱う部署。CM、雑誌、イベント、店頭販促など幅広いプロモーションを担う事業戦略チームに所属する桑原里世氏は、情報発信として主に活用しているTwitterの運営も担当。ファンへの旬な情報発信を意識した「ソーシャルインサイト」での取り組みについて伺いました。
桑原里世(以下、桑原):わたしがキャンディ事業部の事業戦略チームに籍を置いたのは2016年の4月からですが、その時にはすでにSNS運営はスタートしていました。現在はTwitterのアカウントが4つあるのですが、部署にきたときにすでに存在していたのは「バンダイキャンディ公式」のみです。それ以外のTwitter3アカウントは自分も立ち上げから携わりました。
「まほうのルミティア」と「神羅万象チョコ」は、キャラクター開発も商品展開もバンダイによるオリジナルなので、認知度拡大や新規ファン獲得も自社で取り組む必要があり、キャンディ事業部公式アカウントよりももっと踏み込んだ内容を直接のファン向けに発信するため、アカウントをそれぞれ独立させました。キャンディ事業部の公式アカウントは様々なキャラクターのファンの方がフォローしてくださっており、一つのキャラクターや商品の情報に偏ったツイートをしてしまうと、他のキャラクター好きのフォロワーさんが離れてしまう危惧もあったことも、アカウント新規立ち上げに至った理由のひとつです。ちなみに、商品購入者アンケートの結果を見ると、ある商品の購入者の70%以上がTwitterでの情報発信をチェックしていたという実績も出ています。
桑原:SNS運用でTwitterをメインとしているのは、取り扱っているキャラクターのファンの方がTwitterを活用されていることが多いからです。新商品情報のつぶやきへの反響も早いので、Twitterとの親和性は高いと思っています。開発秘話が好評な、スタッフブログの更新お知らせにも利用しています。
Twitter運営はリアルタイムでつぶやき、情報の鮮度が落ちないうちに発信することがどの企業も抱えている課題だと思います。ユーザーローカルの「ソーシャルインサイト」を活用して、バンダイでいえば取り扱いキャラクターの毎週のテレビ放映時間にあわせて時には予約投稿機能を使って最新情報を発信しています。
ファンの方にも喜ばれますし、なにより土日などに担当者が対応できない場合も投稿できるのでとても助かっています。各SNSへの投稿は私が担当することが多いのですが、外出などの予定に左右されずに最適な時間に投稿するために「ソーシャルインサイト」の予約投稿という機能がとても役に立っています。
桑原:「ソーシャルインサイト」のプレビュー機能もSNS運営になくてはならない機能です。大切なキャラクターの情報を取り扱っているので、「このツイートは本当に投稿して大丈夫なのか」をプレビュー機能を使って隅々まで念入りにチェックしています。
他には、フォロー&リツイートキャンペーンやイベント会場写真をハッシュタグ付きであげていただくキャンペーンを開催した際のキャンペーン応募者リストの抽出、指定のハッシュタグの抽出(ソーシャルメディア傾聴機能)などにも「ソーシャルインサイト」を活用しています。 管理画面上でもユーザー分析ができ、抽出はエクセルで一覧表示されるのでキャンペーン参加者の分析ができてとても便利です。
桑原:「ソーシャルインサイト」はデータ分析ツールですから、最近はプロモーション計画の立案に活用する機会も増えてきています。あるキャラクター商品の広告やイベント告知を考えたとき、ターゲット層のお客様はどんなものに興味や関心を持っているのかなどをデータとして可視化できるので部内でのブレスト材料にしています。すぐにキャンペーン手法の結論は出なくても、まずは気づきがないことにはアイデアも生まれませんから。
開発者は誰よりもキャラクターに詳しいので、こんな属性の人たちに好まれそうというのは感覚としては持っています。その感覚的なものを可視化して、取捨選択して、共有していくのはチームの目的達成のためにとても大切です。
SNSはファンの率直な意見やレスポンスを得られるという意味でとても重要ですし、さらにSNS運営のいちばんの喜びはファンのための情報を、ファンの方に確実に届けられている実感を得られることです。そのために鮮度の高い情報を、なにより効率的に発信してきたいと思っていますが、プロモーション活動としてこればかりに時間を割けないのが現実ではあります。だからこそ「ソーシャルインサイト」が必要になってきますね。SNSで結びついて、ファンクラブのようなものになってくれれば担当者としてうれしいですね。
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